敦賀市への提案(一般質問)9月議会その2
『制服の男女共用化について』
いわゆるLGBTなどの
性的にマイノリティな立場におかれる方々に対して、
日本ではまだまだ偏見や差別意識が強く、
当事者である方達は、
生きづらさを抱えたまま日々を過ごしています。
性には多様性がある分、測定基準により数値は変わりますが、
3.3~8.9%の方達が
性的マイノリティな立場の人であると言われています。
学校でいえばクラスに1人~3人です。
1つの学年に2クラスずつあれば
1つの小学校に24人前後いる計算になります。
敦賀市も性的マイノリティの児童生徒が、
安心して通学できるよう、学校も配慮すべきです。
例えば、
性自認が男性でも体が女性なら
「スカートを履かないといけない」とあれば
どんな気持ちになるか。
あなたの性自認が男性の場合、
上は、他の女子と同じセーラーだけど、
ズボンを履きたいならズボンを履いていいよ
と言われたら・・・
それで「対応してくれている」と思えますか?
通学できるよう
「制服の男女共用化」を進めるべきだと考えます。
どうしても制服である必要もわかりませんが、
(全国には、私服の公立校も多数ある)
どしても必要だと考えるなら
今の時代、制服の男女共用化として
ブレザーにする選択肢もあります。
そして、
制服を変更している学校も、全国的に増えています。
性的マイノリティの立場におかれている方達は、
いじめや自殺率が高く、
文科省は
「当事者が声をあげられない事を配慮せよ」
(声が上がるのを待つな)と言っているし、
厚労省では 「自殺念慮の割合が高いのは、
社会の無理解や偏見もあるから教職員の理解を促進する」
と言っています。
(実際、国の通知を受けたことで、
制服の男女共用化を進めている学校は多くあり、
千葉の市立の中学が有名?ですが、
例えば大阪でも20校以上は、
この2~3年でセーラーからブレザーに変わっているそうです)
そんな時代なのに…
敦賀市教育委員会は
「新設の角鹿小中の制服はもう(現存のセーラーに)決まりました。
配慮も考えています。」
私「どのような配慮になりますか?」
教育委員会「小学校も中学校も、女子がズボンも選べます」
私「どんなズボンになりましたか?」
教育委員会「体操服のジャージなどで対応予定です」
私「え…!? 上はセーラー服に、
下は体操服で入学式に出るんですか?」
(なぜか議場がうける)
全然うけるところじゃないヽ(`Д´)ノ
教育委員会「すごく細かい話をされますが…どうたらこうたら」
私「細かい話を考えておかないと、
その時に対応できないと思います」
「制服について、一度は決まったとはいえ、
まだ1年半後の統合に向け
制服を購入した方はいない時期だと思われます。
ぜひもう一度、ご検討お願いします」
制服リユースもそうですが、
今回の提案が通る事でどれだけの子ども達を救えたか。
人数比で見れば少ないかもしれない。
でも小さい体で抱えるには重すぎるココロの負担を、
いつまで知らないフリし続けるのだろう。
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