喪失による悲しみなどの感情や反応をまとめてグリーフと言います。
悲しみや悲嘆などの言葉だけで表せない状態のため、使われています。
日本でも、グリーフケア(ケアが必要)という概念が広まりだしています。
グリーフの感情
辛い、悲しい、受け止めきれない、
自責、苦しい、落ち込み、喪失感、
世間から切り離された感覚、麻痺、
悲しんではいけない、自己否定、
怒り、動揺、罪悪感、疲労感、孤独
など
グリーフの反応
眠れない、食欲がない、葬式に出たくない
身体的な不調、アルコールなどの乱用、
何もする気になれない、自分をケアしない、
死にたくなる、何も受け止められない、
笑えない、笑ったり幸せでははいけないと思う
など
様々な気持ちが溢れてくるのは、
ごく当たり前の反応です。
感じてはいけない感情などありません。
加えて、
人々が喪失にうまく対応できない
場合に起こる複雑悲嘆が、
ペリネイタルロスでは
他の喪失より多く生じると言われています。
(個人差があります)
悲嘆は病気ではありません。
悲しむ機会を奪わない。
解決を急がせない。
「頑張れ」や
「早く忘れなさい」は当事者を孤独にします。
一緒に悲しんでもらえる事も励みに。
――ペリネイタルロスと他の近親者の死別とはどう違うのでしょうか。
大きく2つの違いがあります。
まず、赤ちゃんの死はあまりに突然で、全く予期せずに起こること。
もう1つは、亡くなった赤ちゃんの存在が死後に周囲から忘れられやすい
死別であることです。
(医学会新聞2020.05.25より引用)
赤ちゃんが亡くなったことは、
なかった事にしなくていい。
悲しんでいいし、いろんな感情を持って当たり前なんです。
大きな悲しみや様々な感情がわくくらい
愛があるって事。
なかったフリしないで、どうぞ悲しんでください。
感情というのは自然と湧き出るものです。
その感情に蓋をする事は
無意識にとても負担がかかります。
例えば、びっくり箱の蓋があかないように抑えながら
洗濯物を干したり、食事を作ったりできますか?
蓋を抑えたままだと、いびつば動きになります。
悲しい時は悲しめばいいし、泣いていいんです。
スッキリしたら、家事をして
また悲しくなったら、また泣けばいいんです。
感情は認める事で、次に進めます。
今進む必要はないし、でもいつまでも
そこにいたいと思うわけでもないと思います。
進まなくてもいいし、進みたくなったら進めばいい。
感情と行動を分ければ、
感じてはいけない感情はない事に気付けます。
悲しむのも、進むのも、うらやむのも、妬むのも、
自然な事。
感情を認める事は、どれも愛です(*^^*)
自分の事ももっと愛していいんです♥
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